当院の特徴
インプラント治療とは?
失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。 固定してあるためガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。
アストラテックインプラント
アストラテックインプラントは世界的な製薬、医療器具メーカーであるアストラゼネガ社のグループ企業、アストラテック社によって開発された生体親和性に優れ、長期間安定して使用できる素材である純チタンを用いた歯科用インプラントです。
1985年から開発に取り組み、現在その研究開発力と長期安定性は世界中で高い評価を得ています。
当院がアストラテックを一番多く使っているのは、独特な形状による多大なメリットからです。
インプラント体の表面性状がタイオブラストという、チタンの粉を吹き付けて表面を塑造にし、骨の誘導をしやすくし、さらに骨と強固に着くようになっています。
インプラント体と土台との連結が、コニカルシールという、円錐形の構造になっていて、隙間なく連結出来るようになっている。その結果、隙間から細菌が入る事もなく、感染を起こさない。
インプラント手術後、長期に渡り、インプラント体周囲の骨の吸収を起こさないばかりか、インプラント周囲の骨をわずかながら増殖させる機能をもっている。
以上3点が、私がアストラテックを使う理由です。実際に10年以上、700本以上(現在は800本を超えていると思いますが)使い続けた感想です。
最新インプラント治療
インプラントCT撮影
インプラントCT撮影とは、インプラントの手術に先立ちまして顎の骨のCT撮影を行っていただきます。そのCTのデータはンピューター上でデータ化して、インプラント埋入位置、深さ、太さなどを専用のソフトウエアを使って診断します。研究用模型とCTデータを合成することで金属アーティファクトのないクリアな3D画像を示すことで患者さんにもより分かりやすく安心したインプラントが実現します。私達歯科クリニックのインプラントチームは、より安全性の高い、安心して受けていただけるインプラント治療を目指します。
骨移植シミュレーション
3D画像により、より具体的な
骨の移植のシミュレーションが可能となります。
研究用模型の合成
CTデータと模型を合成することで
より理解してもらいやすい3D画像を術前にお見せしますので
より安心したインプラント治療が可能です。
インプラント断面
骨の少ない場所でも3D画像で立体的に
骨の状態を捉えますから角度を傾けて少しでも長く安定する
インプラントの埋入が可能となりました。
バーチャル咬合器
今のインプラント治療は補綴主導型、
噛み合わせの位置を重視したインプラント治療
となりますので3D画像により
バーチャル咬合器は大変診断に役立ちます。
骨質のカラー表示
最近骨粗しょう症の方も多くなり、
骨の硬さと質がインプラント治療を成功させる
大きな要因の一つになりますが
骨の密度をカラー表示させることで
骨の質が一目瞭然となります。
※ 写真はアイキャットのHPより引用
GBR(Guided Bone Regeneration)骨再生誘導法
現在のインプラント治療は、インプラント体を顎の骨に埋入して、オステオインテグレーション(骨との結合)をさせることによって機能を営みます。
そのためインプラントを埋入する顎の部分に十分な高さと幅の骨が必要なのですが歯周病が進行して著しい骨欠損を起こしていたり、長年の歯の欠損のため骨がやせてしまっているケースに対してはGRB法を採用して骨の増大を図ります。
GBR法は特殊なバイオガイド膜を使用して骨が欠損している所に自家骨やオステオグラフトなどの人工骨を填入してスペースメイキングすることによって新生骨の再生を図ります。
手術法はあらかじめGBR法によって骨の増大を図った後にインプラントの埋入を行う場合と、インプラント埋入と同時にGBR法を行う場合があります。
上顎、下顎ともこのGBRはよく使うテクニックです。
ソケットリフト(上顎洞底挙上術)
インプラント体を確実にオステオインテグレーション(骨との結合)をさせるには
十分な骨の幅、厚みが必要なのですが、
特に上顎の臼歯部には、上顎洞という空洞があるため多くのケースで骨量が不十分です。
ソケットリフト法は上顎の臼歯部の歯肉、骨を切開してオステオトームを使用してリッジエキスパンダーを用いての骨幅の拡幅を行い、上顎骨と上顎洞のあいだにある膜を慎重に挙上します。
そのできたスペースに、自家骨やオステオグラフトなどの人工骨を填入して
新生骨の再生を図ります。